ICHIRO's Episode Episode writer:Jishoya Ichiro |
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Episode さんびゃくごじぅしぃ 『安倍昭恵総理夫人との出会い』 (2016・7・7)先月6月2日に総理官邸において安倍総理主催の『安倍総理と障害者との集い』で、瑞宝太鼓がオープニングで太鼓演奏を披露したことは、 知的発達障がい者の人たちに更なる可能性の道を作りました。 総理官邸で「漸進打波(ぜんしんだは)」を演奏したことは、作曲・指導した私にとっても光栄なことだと感謝しています。 安倍首相ご夫妻のほか、首相補佐官、閣僚も同席され、演奏後は瑞宝太鼓・副団長の高倉君は馳浩文部科学大臣に「チョップ」をしてもらってご満悦。 (プロレスファンだからね。) その後、瑞宝太鼓の稽古のために、長崎に行ってきました。 東京で大きな舞台を踏んだ彼らでしたが、その姿勢はいつもと変わらず、逆に周りのスタッフの皆さんが、 若干ボルテージが上がっておられるようで、それが伝わり私もうれしくなりました。 稽古が終わり、夕食後に団長の岩本君のお宅へ伺うことになりました。 意外かもしれませんが、映画で登場する岩本君の奥様、それに息子のゆうき君には、これまで一度も会ったことがありませんでした。 ワクワクしながら岩本家の玄関ドアを開けると・・・。 小学5年生になったゆうき君がニコニコしてお出迎え(映画の撮影当時は4歳でしたね。)、それに奥様とも初めましてのご挨拶。 点と点がつながって良かった〜っと、その余韻に浸る間もなく、ゆうき君が小さい頃や今の学校での友達との写真、作文、 学校の成績表まで勉強机の棚においてあったものを次から次へと持ってきて見せてくれました。 そういえば私も幼かった頃、家に来た人に同じようなことをし、その人は面倒がらずにちゃんと見てくれたことを覚えていたので、 その後1時間近く続いた”これ見て!これ見て!”にもしっかり対応し、楽しい時間があっという間に過ぎていきました。 最後にゆうき君が、かたつむりの絵を2枚、サイン付きで描いてくれました。 (ありがとう、また宝物が増えたよ〜。) 最近ジョギングを始めた私は、翌朝午前5時にホテルを出て、有明海を望む道を走り始めました。 2キロほど走った所で、なんだか見覚えのある人がすごいスピードで走っているなあと見ると、それは瑞宝太鼓のメンバーの坂田君でした。 えっ?どうして??? 戸惑う私を尻目に、彼は無言で笑いながら通り過ぎて行き、あっという間に見えなくなりました。 もうホテルに戻ろうかな、と思っていた私でしたが、坂田君のあとを走り始めたら、なぜか彼が戻って来たのです。 どうやらその先が行き止まりで、海の見える道を何度となく往復していることがわかり、結局私は予定の倍の距離を走ることになりました。 そしてランニングを終えた彼は、朝日が昇る中、ひとり海に向かって水切りをしていました。 ※水切り(みずきり)・・・ 水面に向かって回転をかけた石を投げて、水面で石を跳ねさせる遊び。 聞くと、坂田君の家はこの近くで、毎日走っていることがわかり、思わぬ出会いにびっくり。 ホテルに戻ったのは午前7時過ぎ、この後食べた朝食バイキングの美味しかったこと! 長崎から自宅に戻った数日後、あるご縁で私たち家族3人が安倍昭恵夫人にお会いする機会がありました。 案内されたその先に、安倍昭恵夫人が笑顔で立っておられました。 瑞宝太鼓を指導している旨等お伝えすると、昭恵夫人は「あの時(6月2日)の瑞宝太鼓さんの演奏は、本当に心に残るすばらしい演奏でした。」 と言っていただきました。 その内に周りの人たちが多少ソワソワし出したようですが、昭恵夫人の方が精力的にお話されたので、 こちらとしても話を切り上げるタイミングを逸して、気がつけば10分近く時間が経っていました。 「来年のフランスでの瑞宝太鼓の公演には、できれば現地にお伺いしたいです。」と言っていただき、大変うれしかったです。 最後に一緒に写真を撮っていただき、握手を交わし、あまりにも充実すぎる時間を過ごすことができました。 安倍総理ご夫妻はじめ、多くの人たちの応援がある瑞宝太鼓が、障がいを持つひとたちの“希望の星”となるべく、今以上に輝いていってほしいと思います。 それには、まず練習だ〜!! |
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